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わたしの病院、犬がくるの
2010年03月13日 (土) 21:05 | 編集
わたしの病院、犬がくるの (いのちのえほん) (いのちのえほん 21)わたしの病院、犬がくるの (いのちのえほん) (いのちのえほん 21)
(2009/11/14)
大塚 敦子

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 「わたしの病院、犬がくるの」(大塚敦子/岩崎書店)。

 「いのちのえほん」というシリーズのうちの一冊ですが、写真集(しゃしんえほん)です。
 写真と文は写真家の大塚敦子さんです。

 舞台は、聖路加国際病院の小児病棟。

 幼くして長期の入院治療を強いられている子どもたちと彼らを訪問してくるセラピー犬とのふれあいや、子どもたちの病院内での日々の暮らしぶりが、優しい視線の写真と文章で綴られています。

 これを観ていると、写真の持つ情報量の凄さ、力、を感ぜずにはいられません。

 子供たちの表情や、その場の雰囲気、院内の設備など、文章だけであったなら、どれほど事細かに書かれていても、結局は分かったようなつもり、というレベルの理解しかできないでしょう。

 しかし、写真であれば、正に百聞は一見にしかず、です。
 この子どもたちの表情たるや、文字で伝えるのは絶対不可能でありましょう。

 小さな子どもでも読める「しゃしんえほん」ですが、最後に小児病棟とセラピー犬について理解を深められるような文章が掲載されています。

 毎日、同じ医者、同じ看護師さん、同じ保育士さんがいる病棟に犬がやってくるだけで、「面白いね」と話題になり、病棟は活性化します。最初に犬がきたときに子どもたちが大喜びしたことは今でも忘れられません。
 犬は、どんなことを言っても「そうですよね」と寄り添って聞いてくれるように思える顔をしています。つらくて悲しいときだけでなく、うれしくてしかたがないときも、こちらと一緒に悲しんでくれたり喜んでくれたりするような動物です。だからこそ、死を前にした子どもにとって救いになった例もあります。(p.41)



 犬というのはやっぱり、人間にとってちょっと特別な動物という気がします。


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