こんな本を読みました。
読んだ本の紹介・感想・メモです。 画像をクリックすると Amazon.co.jp で本を購入できます。
屋根裏プラハ
2012年06月17日 (日) 21:23 | 編集
屋根裏プラハ屋根裏プラハ
(2012/01/31)
田中 長徳

商品詳細を見る


 「屋根裏プラハ」(田中長徳/新潮社)読了。

 田中長徳氏は写真家です。

 カメラ雑誌の連載記事だけ読むと、カメラのメカ的な側面にしか興味がないオヤジのようにあえて書いているような感がありますが、素晴らしいスナップ写真を撮る人です。

 その田中氏の初めての「純エッセイ集」なのだという。

 雑誌「新潮」に20回連載したものを、加筆のうえ、17編を収めたのが本書です。

 田中氏はプラハにアトリエを構えて20年になるのだそうで、本書はそのプラハでのあれこれで埋め尽くされております。

 プラハといえば、私も写真集を二冊ほど所有しているヨセフ・スデックの街であり、映画「アマデウス」のロケ地としても有名です。
 

 プラハは写真家の楽園である。世界中でこれほど魅力のある都会を知らない。それは巨匠ヨセフ・スデックの仕事が示している。千年の古都を今に歩行して写真を撮影できるのは奇跡のようなものだ。(p.20)



 「純エッセイ集」というだけあって、写真の本ではないのですが、それでも写真について多少は書かれていて、やはりそっちの文章に惹かれてしまいます。

 記念写真。その対義語は何であろう。隠し撮り。これは嫌な言葉だ。ところが実は世界の名作写真は例外なくこの隠し撮り、すなわち「キャンディット・フォト」なのである。 (略) 人物写真には決定的瞬間があるが、風景にはそんなものないのでは? と考える人は写真に対する認識不足である。風景にこそ決定的瞬間があり、そしてむしろ人物撮影より「風景に意識させずにその行動を撮影する」ほうが困難なのだ。(p.91-92)



 あたしは「写真教育不可能論者」でもある。写真は教わって理解できるものではない。学べるのはその方法だけである。その先は誰も教えてくれない。(p.121)


 田中氏は旺盛にブログの更新を行っており、このブログの文章が気に入れば、本書も楽しく読めると思います。
 http://chotoku.cocolog-nifty.com/



ブログランキングに参加しています。
人気ブログランキングへ

関連記事
コメント
この記事へのコメント
とても魅力的な記事でした!!
また遊びに来ます!!
ありがとうございます。。
2012/10/21(日) 05:21 | URL | 株の売買 #-[編集]
コメントを投稿する
URL :
コメント :
パスワード :
秘密 : 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
Powered by . / Template by sukechan.