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反省
2008年02月02日 (土) 21:57 | 編集
反省 私たちはなぜ失敗したのか?反省 私たちはなぜ失敗したのか?
(2007/06/15)
鈴木 宗男/佐藤 優

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 「反省 私たちはなぜ失敗したのか?」(鈴木宗男 佐藤優/アスコム)読了。

 「疑惑の総合商社=鈴木宗男」と「外務省のラスプーチン=佐藤優」の対談です。
 「反省」という題名ではありますが、本人たちが罪を認め、逮捕された事件を反省してます…という内容ではもちろんありません。
 彼らは無実の罪で捕まってしまった。
 それは何故なのか?
 事件の真相は?
 自分たちのどこに付け込まれる隙があったのか?

 「国民に対する説明責任を果たさないで、本当にすみませんでした。深く反省してます」(p.9)

 という意味での「反省」です。

 本書で明かされるのは、どれも「本当かいなっ」とにわかに信じられないような話ばかりです。
 検察が適当にシナリオを作って逮捕する、国策捜査。

鈴木 (取調べ中に検察官が)「世論に押されてやりましたが、マスコミに出たものではなに一つ事件にできませんでした。まあ、それが捜査というものです」と言った。カッときて「ふざけるんじゃない。最初から思い込みで逮捕したのか。国策捜査じゃないか」と声を荒げたら、「はい、権力を背景にしておりますので、そう受け止められるなら、そのとおりです」と言う。怒る気力も失せましたよ。(p.38)


 しかし、検察は外務省に利用されたにすぎないのだという。
 本当にひどいのは外務省で、秘密を知りすぎた鈴木宗男を排除する為の工作によりこの馬鹿馬鹿しい国策捜査となった。
 結局のところ、権力のメディア操作に検察だけじゃなく、ワシら国民も乗せられ、騙されてしまっていたようなのです。

 ひどい捜査の真相は本書のプロローグにすぎず、外務省の内幕を広く国民の皆さんに知ってもらおうというのが本当の目的のようです。
 これはおかしいっつーエピソードだけではなく、関係者もすべて実名で出てくるってのが凄い。しかも巻末に顔写真と略歴まで並んでいるのっす。
 この無能な連中が、単に税金を無駄遣いしている(それだけでも大問題なわけですが)だけではなく、外交でヘマをし続けて、日本の国益を損ない続けているという現実を直視しなくてはなりません。

佐藤 義理人情も恥も忘れた彼らは、同じ日本人として「ああ、この人は信頼できるな」と思えない人たちなんです。ところが日本人に好かれず、日本人が二度と会いたくないと思う人たちに、外国人と信頼関係を構築して、本当の外交交渉を展開することができるのか。できませんね。日本人が二度と会いたくない気持ち悪いヤツなんて、外国人だったら絶対、日本人以上に会いたいと思わないに決まってますよ。(p.266)


 話半分としてもこれは本当におかしいことばかりで、日本国民として一読しておくべき本ではないでしょうか。
 他人事ではありません。ワシらが住んでいるこの国の現実の話なのです。


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