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わたしの失敗
2008年08月18日 (月) 10:55 | 編集
わたしの失敗わたしの失敗
(2006/05/29)
産経新聞文化部

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 「わたしの失敗 著名人の体験」(産経新聞文化部 編著/産経新聞社)読了。

 ワシは図書館でコレ借りましたが、今は文庫で出ています。
 さまざまな著名人の失敗談に的を絞ったインタビュー集です。
 産経新聞の連載を纏めたものだそうです。

 非常によくできた短編集を読んだあとのような、充実した読後感です。
 この人にこんなことがと、驚かされる裏話満載でした。
 今有名な人ばかりなので、ある種ハッピーエンドが約束された苦労話で、極度に暗くなりすぎないのもよいです。

 ワシなどは「天才」と呼ばれるような人は、大した苦労なしですばらしい作品をポンっと出し、それが手放しで評価され…みたいなもんなんだろと思いこみがちですが、不安にさいなまれたり、壁にぶち当たったりしているのですなぁ。

 たとえば、あの安藤忠雄がこう言う。

 「自分なりに必死で学び、力をつければ建築の仕事ができると信じていた。ところがまず、学歴や社会基盤のない人間を世間は相手にしてくれない。自分の力が通用するのかどうか悩んでも、相談できる相手もいない。絶えず心は不安でいっぱいでした」(p.104)



 思い込みと言えば、サッカーの釜本はメキシコ五輪で得点王にまでなり、海外からオファーもあったのに、なぜか外国に出て行かなかった。
 それは、釜本に勇気がなかったからだ。
 行っていれば日本のサッカー界の歴史も変わっていただろう。
 というコメントを昔TVで聞いて、ただ単純に「ああ、そうだったのか」と思っておりました。
 が、今回この本で、真相が分かりました。
 釜本はウイルス性肝炎にかかり50日間の入院。さらに、三年間毎週通院して薬が手放せない日々が続いたのだという。
 この所為で、海外クラブへの移籍と、W杯予選の二つの夢が消えてしまったのでした。

 何かを勝手に思い込んだり、人の無責任な言葉を丸飲みしてしまうというのは、とても危険なことです。反省。


 
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