こんな本を読みました。
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超バカの壁
2006年06月29日 (木) 22:00 | 編集
超バカの壁 超バカの壁
養老 孟司 (2006/01/14)
新潮社

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 「超バカの壁」(養老孟司/新潮新書)読了。

 「バカの壁」、「死の壁」の続編ということで、前二冊とも読んでいるので、これも読まなくてはなんとなく落ち着かないのだ。
 内容は前二冊の応用編というか、同じ内容を言い方を変えて語っているという感じですかな。

 お前のいうことを、具体的に自分の例に当てはめたら、どいういうことになるのか。つまりその種のいわば身の上相談が増えてしまった。
 そうした質問を編集部の人がまとめて、それに答える形で作ったのが、本書である。
(p.3 まえがき)


 話の内容は、保守的であり、なるほどもっともなのですが、それだけならよく出来たエッセイに過ぎません。
 ふつうのと少し違うのは、科学的説得力です。

 たとえば、田舎ではそうでもないが、都会など妙にイライラとしている人が多いのはなぜか。
 養老さんはこう解説しています。

 それは科学的にいえばお互いに忌避物質を出している可能性があります。人間が大勢集まると実際に臭くなるのです。「お前らあっち行け」 という信号が身体から出ます。人間の鼻はさほど性能がよくないので意識では気がつかないだけです。(p.131)


 動物に襲われる人も、こういった物質を出しているらしいです。
 ムツゴロウさんみたいな人は、そういう、動物が嫌がる物質を出していないのでしょうな。

 また、東大時代の実社会での経験を元に思考している所も、サラリーマンの共感を呼ぶんではなかろうか。
 何かものを考える時のきっかけが、「解剖」 という仕事上でのトラブルであったり、出会った人たちとのかかわり合いであることが多いのです。
 仕事をする上での心構えとか、みんな現場で学び考えたことが土台になっています。
 だから、偉い先生が頭の中だけで考えたお説教臭い文章と一線を画すのです。

 142ページあたりのファンレターへの返事や自分の意見への反論について、どいういう姿勢で臨んでいるかという部分など、ブログをやっている人にはとても参考になるのではないでしょうか。
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コメント
この記事へのコメント
偉い自分を忌避し
偉い自分を忌避しなかったよ。


2006/07/06(木) 11:01 | URL | BlogPetのきなこ #-[編集]
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