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大腸の健康法 病気にならない「リラックス腸」をつくる
2009年01月30日 (金) 21:54 | 編集
大腸の健康法―病気にならない「リラックス腸」をつくる (平凡社新書)大腸の健康法―病気にならない「リラックス腸」をつくる (平凡社新書)
(2007/04)
松生 恒夫

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 「大腸の健康法 病気にならない「リラックス腸」をつくる」(松生恒夫/平凡社新書)読了。

 著者は、大腸内視鏡専門医として二万人以上の患者の大腸を見てきた専門家です。
 便秘や過敏性腸症候群、そして大腸癌まで、そのおこる仕組みと予防についての、分かり易い解説書です。
 特に便秘についての解説が事細かで、これに悩んでいる人は一読の価値ありでしょう。

 一般に、毎日排便がなければ便秘だという誤解があるようですが、著者によると「排便が二~三日に一度あって、特に自覚症状がなければ、便秘とはいわない」というのが大腸の専門医の共通認識なのだとか。
 ここでいう自覚症状とは、腹部膨満感、下腹部痛等だそうです。

 便秘で著者のもとを訪れる患者さんも多く、その経験から導き出された、予防と症状改善法が参考になります。

 食事療法の素材でとても有効なのが「オリーブオイル」なのだそうです。
 焼いたフランスパンに塗ったり、納豆に混ぜたりするとおいしく食べられるそうです。

 オレイン酸を含有するオリーブオイルは、比較的短時間では小腸で吸収されにくいということがわかったのです。したがって、短時間のうちに比較的多め(15~30cc)のオリーブオイルを摂取することで、大腸までその成分が行き届き、そこで腸を刺激してスムーズな排便を促してくれる効果が期待できるのです。(p.81)



 さらに、オレイン酸を含有するオリーブオイルは、リノール酸を多く含有するごま油やサラダ油より、大腸癌の発生が少ないのだという。
 スペイン人は日本人より油を多く摂っているのに、大腸癌が少ないのは、摂っている油がオリーブオイルだからなのです。
 だから、油というのは量より質が問題なのだそうです。

 また、便秘には食物繊維がよいと単純に思い込みがちですが、これはどうか?
 食物繊維には水溶性と不溶性という二種類があります。
 イモ類などは不溶性食物繊維が多く含まれる食物です。
 で不溶性食物繊維を摂りすぎると、かえって便が硬くなり、症状を悪化させることがあるそうです。
 著者によると、最近流行のマクロビオティクスの食材は、不溶性食物繊維が多いという印象を拭えず、注意が必要なのだとか。
 不溶性食物繊維を摂る時は、同時に水分を沢山摂らなくてはいけないそうです。

 便秘によいのは、水溶性食物繊維のほうで、これは寒天や納豆などに多く含まれます。
 また、ファイブミニもよいそうで、実際に患者さんに連続して摂取してもらったところ、「硬便が普通便に近づいたなどの自覚症状の改善を確認し、驚いた」(p.84)のだそうです。

 専門的な解説ばかりにかたよらず、すぐに実践できるあれこれがいろいろ書いてあり、為になりました。



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