こんな本を読みました。
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暴走する国家 恐慌化する世界
2009年05月17日 (日) 21:21 | 編集
暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠
(2008/12/18)
副島 隆彦 佐藤 優

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 「暴走する国家 恐慌化する世界―迫り来る新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)の罠 」(副島隆彦 佐藤優/日本文芸社)読了。

 副島隆彦氏と佐藤優氏の対談本です。
 新聞などには載っていない話続出で、現在の金融恐慌やこれからの世界情勢の展開などが話し合われます。

 世界的金融恐慌がなぜ起こったのか
 現代を理解するには、過去を知らなくては駄目だということがよく分かります。
 歴史・地理・宗教についての詳しい解説で、自分の頭の中の空白がどんどん埋められていきます。
 特に、2008年8月7日に起こった、グルジアとロシアの軍事衝突の裏事情から、それとアメリカ発の金融恐慌との意外な関係など、あまりに見事に話がつながるので、読んでいて興奮しつつある種快感ですらあります。

 初耳の話ばかりで、己の不勉強と知識不足を痛感するのですが、それと同時に「これは本当かいな」と疑ってしまう都市伝説的な話もありまして、どこまで信じるかはあなた次第っつー感じです。

 しかし、その胡散臭さも本書の大いなる魅力で、魔術的引力に引き込まれるのです。

 何が本当で何がウソで、何がどのくらい大げさに話されているのか、ワシには判断する材料も何もないのですが、今現在起きていることを合理的に説明できるという点では、こういう見方をする人もいるという意味で読む価値アリの情報だと思います。

 私には、バラク・オバマが民主党大統領候補に選ばれて当選することが、4年前からわかっていました。デイヴィッド・ロックフェラーがそう決めて、彼を抜擢したからです。(p.25)

 世界中で掘り出された金は15万トンしかないことになっています。私はどうも50万トンはあると思います。スイスとイギリスにあるようです。その保証があるから、実態の裏づけがあるからポンドはこれ以上は落ちないかもしれない。(p.92)

 「ソビエト共産主義陣営 対 アメリカ自由主義陣営」は世界の人民大衆を操るためにつくられた対立構造だったのだと思います。私たちはイギリス人(19世紀の大英帝国)とアメリカ人(20世紀の世界帝国)の対立を中心に、本当の現代世界史がつくられてきたのだということにそろそろ本気で気づくべきです。(p.107)


 これを読んでいると本当に、ロックフェラー石油財閥とロスチャイルド金融財閥が、裏で世界情勢に大きな影響を与えていると、信じたくなってきます。

 そして今、世界で何が起きているのか分かった後、これから世界はどうなっていくのかという話です。

 本書の題名の通り、国家は暴走してゆくのだという。
 「新統制経済体制(ネオ・コーポラティズム)」
 管理統制が国民の上に降りかかり、ファシズムが蘇ってくる。

 再び警察国家になりつつあります。90%の貧乏な国民に対しては、羊を扱うように管理し、世界大恐慌に突入する過程で、残り1割の資産家層を丸裸にして資産を国が奪い取るでしょう。(p.262)

 間もなく日本でも「預金封鎖」が起きるでしょう。これは緊急の金融統制体制への移行のことです。新札切り替えと、預金の引き出し制限が始まります。(p.264)


 今までは「自由」というものは、当たり前に生まれながらにして与えられて(少なくとも、そう思えるくらい気楽なものだった)いたわけですが、これからは、管理統制しようとする官僚や独裁者たちと戦って、勝ち取らねばならないものになってゆくのだという。
 話に説得力があるだけに、思いっきり危機感を煽られてしまいました。
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