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作家の犬
2010年01月30日 (土) 21:02 | 編集
作家の犬 (コロナ・ブックス)作家の犬 (コロナ・ブックス)
(2007/06)
コロナブックス編集部

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 「作家の犬」(コロナブックス/平凡社)読了。

 犬と共に暮らした作家たちのエピソード集です。

 志賀直哉、菊池寛、川端康成などの文豪から、黒澤明、久世光彦、等々、それぞれの個性的な愛犬家ぶりが紹介されています。

 各作家の小文と関係者の証言がコンパクトにまとまっており、サクサク読み進められます。
 犬と一緒に写っている写真は、どれも楽しそうだったりリラックスしていたりで、幸せそうです。

 どこを切っても、愛情あふれると言いますか、微笑ましいと言いますか、作家たちの犬バカぶりが楽しめます。
 
 檀一雄の「愛犬記」からの引用によると、

 犬どもの餌のつもりで洗面器に盛ってある雑炊を、小弥太やフミが喰べているかと思うと、当の小弥太やフミの皿に盛ってある雑炊を忽ちにして彼らが喰い尽くしてしまっている。(p.58)


 というありさまで、笑えます。
 この欄では、当事者の檀ふみが一文を寄せています。

 また、時代を感じさせる話もあります。
 中野重治の家では、犬に紐など付けずに飼っていて、たまにいなくなってしまう犬・チャイを飼っていました。

 優しい犬で、私はチャイの背中に玩具を背負わせるなどして兄妹のように過ごしていましたが、ある時突然いなくなってしまいました。当時、母は私に「チャイは帰って来なくなった」と説明しましたが、実情は、戦争が激しくなるにつれて犬を飼う余裕がなくなり、処分したのだと、ある年齢になって知りました。(p.40-41)



 一番最後には、「犬の名作ブックガイド」なんてうコーナーまであって、片っぱしから読んでみたくなっちゃいます。



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