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禅的生活のすすめ
2005年08月12日 (金) 22:06 | 編集
あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法あなたに平和が訪れる禅的生活のすすめ―心が安らかになる「気づき」の呼吸法・歩行法・瞑想法
(2005/02)
ティク・ナット ハン

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禅的生活のすすめ」(ティク・ナット・ハン/アスペクト)読了しました。

 著者は日本ではあまり有名ではありませんが、欧米では著名な宗教指導者の一人だそうです。
 ベトナム戦争を経験し、暴力に平和的に対処する奉仕グループをつくり、アメリカで和平提案のスピーチをしたために、帰国不可能となってしまいました。
 現在はフランスやアメリカを中心に活躍しています。

 「個人の生活は地球の裏側の戦争と繋がっている」という天童荒太の小説のテーマとも相通じる内容が、非常に深く掘り下げられていて、興味深いです。

 世界に平和と非暴力を実現するには、まず個人が平和で幸せでなければならないと説きます。
 では、現代人がどうしたら心に平和を取り戻せるのでしょうか
 その実践的な方法について書かれているのが本書です。

 方法とは呼吸法。

 まったく難しいことはなく、ただゆっくりと吸ってゆっくりと吐き出すだけなのですが、その動作をするときに何を考えながらするのかってのが大切なのです。
 これは通勤時や、皿を洗っている時でも実践できることで、実際これをするととても楽になります。
 自分自身の中にある怒りや暴力の種をみとめ、それを別なものに変えてゆくのです。

 
『非暴力の実践を始めたばかりのころは、非常に難しく感じられるかもしれません。暴力は自分の周囲のいたるところにあると気づくからです。自分自身の意識の中にも、怒りや恐怖や憎しみの種があるのです。自分の中に大きな苦しみの塊があるのを感じ、心の中の怒りや恐怖、自分に向けられた暴力を、別のものに変えることなどできないと思うかもしれません。私たちの多くは、まさにそうした状態にあります。私たちは長いあいだ、なすすべもなく自分の中に暴力を蓄積させてきました。自分の苦しみにどう対処すればいいかがわからなければ、鬱憤や不満は周囲の人々に吐き散らされます。私たちは自分自身の苦しみの被害者ですが、それをどう扱えばいいかわからないために、自分も苦しむと同時に他人も傷つけているのです。私たちは一人一人、自分の痛みに責任をもち、その痛みを変える努力をしなくてはなりません。それが自分自身と、周囲の大切な人々を救うことになります。』 (p.23)


 自分に向けられた暴力は、相手の中にある恐怖や誤解が原因であり、それを理解できるようになれば、相手に暴力で報復しようという気は起きなくなる。
 取り乱さず、まず呼吸法で自分を落ち着かせ、相手の中にある恐怖や誤解を見きわめてそれを取り除く手助けをする、それが非暴力の実践なのです。

 自分と同じように相手も苦しんでいる。
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