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「超」文章法
2003年01月15日 (水) 22:30 | 編集
「超」文章法 (中公新書)「超」文章法 (中公新書)
(2002/10)
野口 悠紀雄

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「超」文章法 伝えたいことをどう書くか』(野口悠紀雄/中公新書)読了。

 『「超」整理法」』などで有名な野口さんの文章読本です。
 今までの経験から学んだこと、思いついたことを惜しげもなく披露し、己のメッセージをいかに上手く伝えるかをテーマに、具体的な文章の書き方について教えてくれます。
 本書のターゲットは小説などの文学ではなく、論述分をいかに書くかということであるので、その点を割り切って読まれたほうがいいでしょう。

 野口さんによると、文章で一番大切なのは読者に伝えたい「メッセージ」であり、文章の成功は8割方これで決まるという。
 そしてメッセージは「ひとことで言えるもの」でなくてはならないのだと。
 さらに、読者がすでに知っていることを書いたのじゃ駄目、そして「書きたくてたまらない」ものでなくてはならない。
 まぁ、そのメッセージの探し方ってのはさすがに教えられないようで、「メッセージを見つけるには考え抜くしかない」ということ。

 本書の大部分は文章の残り2割の部分である、構成法や細かい「化粧」法などについてであります。
 長たらしい文章をいかに分解して分かり易くするか、効率のよい省略法だとかいろいろな。
 すでに気づいていることとか、分かりきっていること多数載っているじゃないかという書評も散見しますが、本書はまとめ方がおそろしく上手いので、改めて頭の中が整理できて有意義です。

 特に第二章がおもしろい。
 ジョセフ・キャンベルの「神話物語は共通のストーリー展開をする」という有名な命題を持ち出して、それを論述文の構成にも応用しようというのだ。
 例えば、冒険に出た主人公は必ず敵と戦うわけですが、論述分でもわざと自分の意見と対立する概念を述べ、それに反論して見せることによって、自分の主張を際立たせるというテクニック。
 あるいは主人公に仲間ができるように、自分の主張を擁護してくれるような過去のお偉いさんの文章を引用すると効果があるとか、なーるほどであるな。

 述べられている通りにちゃんと本書を書ききっているってのが、当たり前だけど立派。本書自体が文章の書き方、構成法の見本となっているという構造ですな。
 しつこくなく、それでいてちゃんと納得させてくれる書き方で、野口さんは教育者としても相当レベルの高い人であろうと思われます。


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